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未来のミライのkoyanagiyamatoのレビュー・感想・評価

未来のミライ(2018年製作の映画)
3.9
エンタメを期待していくと肩透かしを喰うやもしれませぬが、これはこれで案外悪くなかったり、むしろ良かったり。
細田作品は2006年の『時をかける少女』を観て、興奮のあまり周囲に「取りあえず観てくれ!」なんて吹聴してまわったのが遠い昔、『サマーウォーズ』も『バケモノの子』は一切ハマらず、『おおかみこどもの雨と雪』は舞台設定が刺さったためかとても客観的に観られずワンワン泣いてしまったり、そんなこんなで打率5割、期待せずフラットに臨んだのですが、なるほどなるほど動く動く、ほぼ自宅の1シチュエーションたけながらも、その映像クオリティだけで目にものすごく楽しい!
子育てなんてストレスフルでギラついた切っ先を、常に眉間に当てられながら、お父さんがんばって!なんて心では応援しながらも、モヤモヤイライラしながらの鑑賞でしたが、なるほど画を観ているだけで楽しいやなんて思ったり、ときどき時を越えてみたり、それぐらいの現実逃避で十分なのです!
それでも、突飛な未来のSF描写は好きくなかったのだけれども……
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