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未来のミライのLudovicoMedのレビュー・感想・評価

未来のミライ(2018年製作の映画)
1.2
おそらく細田監督の日本のアニメ業界における現在の立ち位置が逆に細田監督を迷走させ、ここまでの駄作を生んだんだと思います。

ジブリなき今、一般の観客がアニメに求めるもの、子供から大人まで楽しめる夏の超大作、細田監督ならではのファンタジー要素を一気にクリアしようとするあまり、全てが空回り。 脚本とかもどうなっているのか本当に不思議でまず物語として成り立っていない。


予告や題材を見た時はとても面白い設定だと感じただけに非常にもったいない。

とにかく映画を観てて、ホントに信じられないこれはふざけてるのか、ただたくさんの要素を整理できてないのか。
この手の作品は子供の成長譚として感動を生みだすはずが、謎な設定の連続でカタルシスゼロ。

こういう題材なだけに愛らしいシーンや微笑ましい場面はあるが、そのあとのギャグ演出で台無しに、 しかしくんちゃんの行き過ぎなわがままキャラは、邦画でよくみる描かれた4歳児ではなく、ありのままの幼児として描いてるのは正解だと思います。
細田監督らしい可愛らしいキャラです。

個人的にバケモノの子が全くダメダメだったけど、本作は比べ物にならない。
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