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未来のミライのwoosのレビュー・感想・評価

未来のミライ(2018年製作の映画)
4.0
TOHOシネマズ新宿にて鑑賞。
2018年新作劇場鑑賞64作目。
客席は9割くらい。
テーマ「あなたがいなければその家族になっていない」
今週のウォッチ作品。

[全体として]
正直ファンの方には申し訳ないが、いまいち細田守監督の作品にピンと来てない派の自分としては、スルーする予定だった作品(フィルマークスのスコア低いし)だが、愛聴するアト6のガチャが当たってしまい、付き合いで観に行くことになった。
でも、面白かったし観て良かったと思う。
妹が生まれてイヤイヤ期(って言うの?)のくんちゃんは、家の不思議な中庭で擬人化した家族や、未来の家族、過去の家族と出会い、4歳なりに抱えた問題を乗り越えていく。

[良かったところ]
細田守監督の作品を自分なりに噛み砕くと、一貫して語られて来たのが家族愛とか、家族の絆の話だと思うのだが、過去作はちょっとファンタジーが過ぎるというか、まさにイマイチ乗れなかったのがそこの部分だが、本作は現実からの飛躍の距離が丁度いいファンタジー具合だった。
あと、とにかく良いと感じたのは音楽であり、子供や動物が駆け回る際のピアノが特に良かった。
子育てはしたことないが、ギャーギャー泣かれたり、ワガママをされたり、部屋を散らかされるイライラや、それでも心配したり、成長に涙したりするという子を持つ親の疑似体験が出来るのは凄い。本当に子を持つ親はグッと来るんじゃないだろうか?

[気になったところ]
あのラストの流れは、インターステラーから着想を得ているっぽかったけど、そんなにフレッシュではなかった。
あと、多くのレビューに散見されるタイトル問題は割と気になるかも。漢字をカタカナ表記にするのってあんまり好きでは無いし、駄作が多い気がするし。
ひょっとしたら扱っているtopic的には若い人にはあんまり刺さらないかもしれない。たぶん30歳以上がターゲットだろうなぁ。低いスコアつけてる人は若いんじゃ無いだろうか?

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個人的には楽しめました。
オススメです!
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