「未来のミライ」
男の子はいつの日か成長してアムロや碇シンジの様に"物語の主人公"になって世界を救うのかもしれない。これはくんちゃんがまだ主人公になる前の物語。そして家族の系譜の物語。
僕もイヤイヤ期だったし、子供帰りもしたんだよな。いつか親としてそれを見守る日が来るのだろう。
高木正勝の音楽が神がかってた。
音楽だけで映画を観る価値がある。
彼は次世代を担う日本の宝だと思う。
物語は…細田さんの子育て体験記なのかなあ。乗れる人、乗れない人が分かれるのは「普通こそ奇跡」みたいな冒険の少ないテーマ性ゆえか。。
けれどニッチな事に取り組んだ意欲作で僕は好きだった。
話の構造は分かるし、心を掴まれる良いシーンもあった。
けれどどこかでそこそこ裕福な家の聞き分けのないクソガキを見せられてる感があったのも事実で…。
子育て世代のリアリティが共感に繋がらないのはこの辺が関係しているのかなと。
次作も期待してます。