てるる

未来のミライのてるるのレビュー・感想・評価

未来のミライ(2018年製作の映画)
1.0
最初に言っておくと「時かけ」は傑作アニメだし、それと同じくらい「サマーウォーズ」は大好き。
「おおかみこども〜」も好きだった。

でも「バケモノの子」は全くハマらなかったし、これに至っては予告からして全く惹かれなかった。
本当は観る予定無かったけど、フリーパスを使い始めたのでとりあえず観てみた。

それくらいハードルめちゃくちゃ下げていったのに、更にそれを下回る結果に。

もはや細田守監督の自己満足でしかない作品。

観てる間中、一体僕は何を観せられてるんだ?って感じ。
とにかくつまらない。

序盤の雛人形を片付けるくだりが一つも笑えなくてどうしようかと思った。
何度も途中で出ようかと思ったけど、いつか面白くなるんじゃないかって思いながら観ても最後までつまらなかった。

そもそもストーリーの8割くらいを子供の癇癪とか親の嫌味とか口喧嘩に付き合わされただけっていうのツライ。
もう観てる最中イライラさせられっぱなし。
ラストいかにも子供の成長物語くさくしてるけど、説得力皆無。

それこそひいじいじの人生のほうが語りがいがありそうだったし。
あそこだけは良かったかな。

それにいくらファンタジーといっても投げっぱなしはいかんでしょう。
ストーリーの雑さや薄っぺらさでいえば、昨日観た「MEG ザ・モンスター」と同レベル。
同日に「インクレディブルファミリー」観たこともあって、同じ家族ものでもここまで差があるのかと愕然としたわ。

それに演出にしても興醒めするようなものばかり。
キャラクターもひいじいじ以外魅力無し。
そもそもキャラを声やってる星野源に寄せてったらアニメの意味が無いでしょうが!
主人公の子供も声が明らかに大人だし、周りが子供に話をするのに難しい言葉使いすぎだし。

朝早く出かけたのに、こんなんだったら昼くらいからの映画観れば良かった…それこそ家で最近ハマったヒロアカの3期観てれば良かったわ。

アニメ大好きなので基本甘めなんだけど、アニメ映画でここまで時間を無駄にした気分味わったのたぶん初めてだから、初めてこの点数付けさせて頂いた。
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