カトコウ

未来のミライのカトコウのレビュー・感想・評価

未来のミライ(2018年製作の映画)
1.5
これはないわ

物語としても
さまざまな時間軸を取り上げたり
擬人化があったりと
例えば幼年期の子どもの不思議体験として描く目的と推察して支離滅裂ということに目を瞑るにしても、演出が白々しいし

不思議現象を幻想的に描きたい
という目的に対して現実の日常として家族を描こうとしているのか父、母それぞれのセリフや反応が育児の場面にありがちな言動ではあるんだろうけど
切り取ってみせる場面が
第三者として鑑賞する人間が不快になるような場面が多くて
百歩譲って同じ経験をしたお母様方がわかるわーってなるとしても
この作品を観に来る層や観にきた時にそれを観たいって思うか?って話だし

1番きついのは主人公としてのくんちゃんの年齢設定が与えられた役割に対して実年齢も精神も幼すぎる
リアルに描きたいならこの年齢の子どもが駄々をこねたり無秩序だったり、それでいいだろう

ただ物語の展開による成長や発達を描こうとするならギャップが不自然だし
たしかにこの歳の子どもはあなどれない思考をしていることはあるけど
この作品に関しては違和感しかない
その違和感に、下手とは言わない下手とは言わないけどある意味難しい役どころのこの役を
声優経験の浅い上白石さんに任せていることで駄々こねるシーンの表現がワンパターンすぎて

ついでに予告やタイトルがこの映画の本筋を隠すつもりなのかなんなのか知らないけど
隠し、外しすぎて乖離がすごくて

もうなんか地獄


映像は力入ってる部分、特に、背景はきれいだったかな。
ほかにいいところなんてない
カトコウ

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