【2022-103本目】
2015年にアムステルダムからパリへ向かう列車内で起きた無差別テロ事件を元にした作品。
そして、そのテロリストに果敢に挑んだ3人の若者の話。
なぜかClint Eastwood監督が実話の作品に関わると妙に説得力があるのはなぜだろう…。
そんなことを彼の作品見る度に何度も思います。
今回の作品は、何か思ってた内容とはズレていた。
1番の見せ場であろう列車内でのテロ事件シーンが「来たか!」と思い気や、たった数分で終了というオチ。
何のために実際に事件に遭った3人(しかも演技未経験)をキャスティングにしたのだろうか。確かに、実際の現場や関係者たちにとっては悪夢の時間だったと思うけど、でもあまりにも呆気ない終わり方…。
『ホテル・ムンバイ』のようなものをイメージしていたから、
本作は、スリルや緊迫感などがかなり薄い上に、テロを起こした犯人の素性や動機も描かれないというのがどうも後味が悪くスッキリしない。
と言うか、実際の事件に遭った人に、
しかも演技未経験者に作品をオファーするという発想と交渉力がすごいよね。
今回はテロの犯人を捕まえた3人のストーリーだったけど、また何かの形でこの事件を扱った作品に出会えることを祈っておきます。