おなべ

15時17分、パリ行きのおなべのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
3.9
凄すぎる…こういう映像表現と言うかアプローチ方法ができるのは経験値の豊富な《クリント・イーストウッド》監督だからこそできる業。2015年に起こったタリス銃乱射事件を題材にした映画。それを演じたのが当事者本人達というのがまた凄い。この映画を観た後には感動と充足感しか残らない。それと、実話を基にした映画なので実話の当事者達は勿論のこと、何気ない日常からテロ事件までを巧みに切り取ってラストに持っていけるイーストウッド監督の力量!ラストは涙と鼻水出たよ✨

当事者が語る人生論はかなりの説得力と共感を得ました。子供時代から大人になるまでの全ての映像は無意味なようで一つも無駄がない、寧ろそれらの一つ一つがラストの為の“溜め”であり“伏線”であります。全ては運命に導かれ、全ての行動一つ一つに意味があるという事。素晴らしい!
おなべ

おなべ