あず

15時17分、パリ行きのあずのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
4.2
2018年13本目

観る前からわかってたけど大傑作。

「運命」に導かれていく3人の若者を近年のイーストウッドらしい「リアル」なヒーローとして描く。「アメリカンスナイパー」「ハドソン川の奇跡」からさらにステップアップして当事者を出演させるという挑戦をしている。90歳近くになっても毎年優れた作品を発表し、新しいチャレンジをしているのほんとに頭おかしい。

「事件」が描かれるのは映画の中の本当にラストのみ。それでもひとつひとつのエピソードがしっかりとラストに繋がっていて主人公たちが何を考え、なぜ立ち上がったのかというところが完璧に理解でき、自然に感情移入できる。

俳優ではない人たちの演技に賛否はあるかもしれないけど優れた作品。
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