シェイプ・オブ・ウォーターは猫が酷い目に遭うから注意が必要で(お陰で迷っている)、本作は観光シーンがやたら長いのに注意が必要という予備知識を得て。
なるほどそうですな。
それはともかく。今時、テロリストものはなかなかフィクションでやるのは面倒なんだろう。テロリストの人種や信条をどうするかで議論を呼び、どんな人が活躍するかで議論を呼び。
本作の事実は、犯人は決まってるし、活躍したのも白人・黒人、アメリカ人・英国人…と混ざってて印象も良い。
当事者が出てるから段取りも楽だし(役者がプロでも素人でも演出次第って思う)、記録映像も自由に使える。
あとは事実をどう見せるか。
…ということなんだけど、料理の仕方はこれで良かったのか、もやもやした。
アンソニーのモノローグから過去に戻ったら主体はスペンサーだったのも謎だったし、ガイドの「いつもアメリカが活躍するわけじゃないんだよ?」って台詞入れたのもあざといし、神のお導き感滲ませすぎるし、バランスの取り方に疑問が。
まぁ、アメリカ人じゃないから基本、アガらないしなぁ…と、アメリカンヒーローもののいつもの感想。
…投薬してたらどうなってたのかな(場合によっては薬物治療も必要派なので、うちの子を薬漬けに?キー!とは思わない)。
ところで人を助けたいから戦争に行きたいってすごいマッチポンプでは。
もやると長くなるものだ。