“私たちの生き方には二通りしかない。 奇跡など全く起こらないかのように生きるか、 すべてが奇跡であるかのように生きるかである”というアインシュタインの言葉の通り、奇跡というのはその瞬間が奇跡なのではなく、そこに至るすべての瞬間が奇跡なのだ。だからこそ、人生は美しい。
そんな奇跡に至るまでのエピソードや紆余曲折を、フィクションでは“伏線”と呼んだりするけれど、ぼくらの人生では、これまで経験したこと、出会った人々、話したこと、聞いたこと、そのすべてが伏線なんですよね。だから何でもないことこそ、何か意味があるような気がするんです。
劇場にはシニア世代の方が多かったけど、主人公たちと同世代の、まだ何者でもなくて、この先どんな自分になれるのか不安な若者たちにこそオススメしたい作品です。もしかしたらあなたの人生も思わぬ形で運命が動き、イーストウッドに映画化されることもあるかも…。