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15時17分、パリ行きのkのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
4.5
テロが勃発した電車内に偶然にも米国軍人二人がいたために最悪の事態は間逃れたという事件。
鑑賞前は本当に偶然ってあるんだな!と思っていた事件。

でもこれは...偶然で片付けられない...運命に導かれたとしか思えないお話。
神様は本当にいるのかもしれない、とちょっと身震いしました...。
今作は3人の主人公の中でもスペンサーにスポットがあてられているのですが、彼の歩んできた人生そのものが、テロに結びついている気がしました。

人間には短所や挫折の経験があります。
人として完璧で苦しい出来事なんて無ければ絶対人生楽しいとしばしば思うことがあります。
でも人間が不完全あるのにはワケがある。
人生に起こる事にはきっと意味がある。
自分自身がこの世界で生きているのも何か意味がある。
この映画からそんな事を感じました。

自撮り棒もってセルフィーして
SNSにお気に入りの写真アップして
クラブでハメ外して
次の日二日酔いでダウンして...
軍人であること以外は、周りと変わらないイマドキの若者たち。
3人の中の1人であるアンソニーは当時大学生でした。
もしテロが起きたとして、個人の身を守るために逃げるのではなく、誰かを守るために行動を起こす事ができるか考えると私にはできない...きっと恐怖で足がすくんでしまうだろう。
考えれば考えるほど凄い事件だ、と興奮冷めやらずでした。

映画の主人公3人がご本人だということは知っていたけれど、乗客にも実際に現場にいた方が出演していたことにびっくりしました。
特に撃たれた人とその奥さんがご本人だと知ってびっくり!!演技がとても上手...いや、本物でした。
緊迫感、焦燥感がすごく伝わった...。
そういえば、撃たれた人もとても勇敢だと思うんですが、何故賞もらえなかったのでしょう...
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