モミヂラミミヂ

15時17分、パリ行きのモミヂラミミヂのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
3.7
瞬間。奇跡は存在するのか?

とっさの行動にその人となりが現れる。

とっさの行動、その一瞬が生まれるのはなぜなのか?
というのを丁寧に解きほぐしていくとこういう経験や思いがあったからです。
というインタビューではないけどその人となりを掘り下げた実験的な作品。

ハドソン川の時も瞬間に対して、なぜなのか?を突き詰めて考えていたけど、今作はより深く掘り下げててクリントじいちゃんすげぇなと思った。

昔からとっさの一言や行動に人間て全て出るな〜と漠然と思ってたけど私たちの一瞬一瞬が積み重なって新たな奇跡の一瞬を生み出すんだなと。
ある意味、奇跡は奇跡ではないってことなんじゃなかろうか。

個人的にはよく、あの事件の当事者が参加してくれたなとは思うけど、あっちはPTSDの治療とか進んでそうだし、その治療の一環として追体験するのもいい効果ありそうやなと思った。
(昔、そういうプログラムがあると聞いたような)