ぺふ

15時17分、パリ行きのぺふのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
4.1
凄いいい作品じゃないか!

何かのレビューで、事件以外の普通の生活部分が長い、というのを見たけど、長くて当然、だってその生活があるからあの事件があったんだもの。

あらすじは他のものを見て頂ければいいので、本当の感想。
もともと彼らは期待されていた人達ではなく、どちらかといえば普通の人達。子供の頃は学校で叱られてばかり。
ただなんだか素直でまっすぐな子達なのよね。親のおかげかしら。先生に片親とかADDだから投薬しろとかまで言われ、憤然と立ち上がったとき、かっこいいなあと思った。そこまで自分の子供のこと信じられるのか。

あとは毎度おなじみ、自分のスキルのなさに落ち込む。
彼らはピカピカではないけど、軍で訓練されているから戦闘や救命の心得があって、テロリストに立ち向かえるガタイもある。
それに比べて私は何もなくて、あの場所で何もできないぞ。役立たずこの上ない。
久々に買ったパンフレットで、彼らが、たとえ訓練受けてなくても、その場でできることをすれば良い、と言ってくれてるが…

彼らは普通の人だけど本当に素敵で、彼ら本人を使いたいと思った監督の気持ちがよくわかりました。
楽しかった!
ぺふ

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