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15時17分、パリ行きのyapのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
3.0
2018.04.06鑑賞。事件に遭遇した方々が実際に演じるという実験的な作り方をしているが、言われなければノースター映画だと思うほど演技は自然だ。上手いなと思ったのは、冒頭に3人を登場させはするのだが、すぐに幼少期の回想に入ったところ。彼らの演技は大丈夫だろうか?という思考を遮断するとともに、彼らのバックボーンを描いて、見事に現代への橋渡しをがっちりと決める。ラストの実際のニュース映像と今回撮影した(?)映像との見事な編集を見て、これがやりたかったんだと納得。実験は大成功だったと思われる。スペンサーの丸腰で敵と対決する向う見ずな性格は軍隊時代にも描かれていたが、それより驚いたのが親友の行動だ。あの状況で、「スペンサー行け!」とは日本人には絶対に言えない・・・。
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