このレビューはネタバレを含みます
アメリカン・スナイパー、ハドソン川の奇跡等、数々のドキュメンタリー風映画を撮影してきたイーストウッド監督の作品。
トレインパニックを思い描いていたので、そこは肩透かしを食らったが、イーストウッド監督ならではの作品。テロを止めた3人や電車の乗客を本人たちが演じているのは衝撃的。前例がほとんどないのではないだろうか。また運命を題材にしており、自分たちの行動全てが1つの運命に手繰り寄せられており、あの時の選択肢一つ一つが今に繋がっていることを考えさせられた。
然し乍ら、あまりにテロリストが出てくるまでが長く、テロを止めた流れが短い。ドキュメンタリー映画の範囲内のイメージだ。高評価の理由は分かるが、個人的にはメッセージ性は伝わるも、退屈に感じてしまった。