MasashiMikame

15時17分、パリ行きのMasashiMikameのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
4.5
エンドロールの余韻で、あれ?これめちゃめちゃ良い映画だったんじゃね?もちろん、イーストウッドっすよ?って加点はあるけどね?

ガキの頃からの仲間3人組。いまいちぱっとしない彼ら。校長先生に呼ばれる常習組。だからって、すげー悪ガキってわけではなくてね。ただ、なんかこいつら危機感が無いんだわ。危機感のない彼らがテロを未然に防ぐってんだからね。しかも、本人。himselfってやつ。嘘だろ!アメフト観ながらビール飲んでだべるとことか、素人のそれじゃないって!こんなにできるもんなの?力抜け具合とか10年選手それだろっ?な?それだろ?って、ま、まあ、それは良いとしてだね?この映画さ?だんだんイーストウッドって人を信じられなくなってぐらいに3人組のエピソード及びヨーロッパ旅行を見せつけてくるんだよね?何これ?って…でもたまにね?ちょいちょいさ、ありますよ!ちゃんと用意してますよ!ってシーンを挟み込んでくるっちゃあ、くるんだけどね?あたしは誰ですか?イーストウッドっすよ?って感じでね。

でも、やっぱ不安になってくるんだよ、実話ベースだしね?ましてや、御本人登場だからね?悪くも言えないってかね?伏線ぐらいは当然のように当たり前に回収してくるわなあ?なんて思いながら観てたわけよ。

でね?まあ、当たり障りのない感じで納得のレベルには来るわけ。はあ、なるほどね?って…

こっからですよ。映画本編終わってイーストウッドの名前が出てからね?なんかさ?だんだん3人組のこと考えたりするわけよ。やっぱ余韻にひたるでしょ?よっぽど自分に合わない映画以外はエンドロール観ながら色々思い出す性質ってあるじゃない?そこでさ?あの、のんべんだらりんとした3人組のエピソードやらヨーロッパ旅行とかを思い出しながらさ?あ、あのシーンでは奴らの人間的な良さが出てたな?とかさ?お母さんとかさ?なんか色々思い出すと、なんだよ、こいつらすげー奴らだったんだよ!テロがどうのとかではなくて!ってなるわけよ。このエンドロールの余韻を計算して作られたのでは?なんて思ったりもすると…

イーストウッドやべー。ってなるんだよ、少なくとも俺はなったんだよね?何をしでかすんだろ?この人は…ってね。
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