新品畳

15時17分、パリ行きの新品畳のレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
3.3
「世界仰天ニュースの再現ドラマをイーストウッドが撮ったらこうなりました」
という率直な感想。

いつものイーストウッド作品であれば、キャラクターの複雑な内面性が多元的な物事への視点と共に描かれる。
しかし、今作は実在の事件の当事者(演技未経験者)を俳優に起用しているせいもあってか、複雑性が抑制されイーストウッドらしいビターな色気が殆ど感じられなかった。

軍人礼賛の雰囲気も、彼の共和党支持者の部分が珍しく端的に出ているような印象を受けてしまい、ストレートなだけに鑑賞後の余韻も非常に弱かった。
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