masarai

15時17分、パリ行きのmasaraiのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
3.5
夏休み旅行の帰りの機内で観賞

突然ですが皆さんは、神様や仏様って信じてます?

僕は自分で見たものしか信じられない性格なんですよね。
だからここだけの話、神様も仏様も霊も死後の世界も来世も前世も、その手の類の物は一切信じてないのね。
まぁフィクションとしては、そういう映画も面白がって観ちゃうんだけどね😅
ここだけの話って言ったのは、実際は、ほら僕って空気が読める立派な大人じゃないですかぁ(←)
だから正月には初詣に行くし、お盆にはお墓参りもする、実家に帰ったら仏壇に手あわせたりもするけど、はっきり申しまして、周りに合わせてやってるだけ😅

だって正月だけ神様にお願いするってなんか都合良すぎないですか?
僕も一応は「家族が今年1年健康でいられますように!」とかお願いはするんだけど、すぐに(神様も正月だけ湧いてくるニワカの相手なんかしてられんよなぁ。しかも5円ぽっちで1年間健康でとかナメすぎwww)とか思っちゃうんですよね😅
相変わらず前置きが長いですね(笑)

で、この映画はパリ行きの高速鉄道で起こるテロとそれに立ち向かう3人のアメリカ人の話し。
もっとテロリストとの闘いに重きを置いたアクション性の強い作品かと思ってたんだけど、ちょっと違ってテロの制圧よりも、3人のアメリカ人がどのような半生を歩んで来たか、3人の行動原理や性格なんかを深掘りしてるのと、15:17パリ行きの高速鉄道に乗るまでのロードムービーに物語の大半を費やしてる。
なので主題に反して割とホンワカ観れます(笑)
映画の内容としてはホンワカしてるけど退屈ではなく面白かった!

そんでこっからが前置きの続き!
この映画の中で主人公3人の内の1人がテロに遭遇するまでの旅路の中で「神に導かれてる気がする」とか「神につき動かされてる」とかって言うんですね。
実際主人公達3人は結構荒い計画でヨーロッパを旅していて、そんな中で15:17パリ行きの電車に乗り合わせた事や、テロに立ち向かった際に起こるある出来事なんか本当に奇跡的で神がかってるとは思うんだけど、、、

これは、偶然の積み重なりが良い方向に働いたレアケースだよなぁ。って思っちゃうんですよね。
世の中には不幸にも成功してしまったテロがウンザリするほどあるし、、、

この映画観てまず思い浮かぶのはやっぱり6月におきた新幹線での殺傷事件ですよね。
僕はあの時も出張中で、でも事件発生の前の週の週末、子供の運動会の為にいったん地元に帰って、事件発生の5日前にまた出張先に戻る為に、事件が起こったのと同じ時間帯の同じ方面の新幹線に同じ駅から乗ったんすよ😅
たった5日違ってただけだと気付いた時心底ぞっとした😱

当たり前だけど事件発生の1本前の新幹線に乗った人もいるわけで、もしかしたら事件があった車両に乗り遅れた人も居るかも知れない。
こういうのを神様の思し召しって思うのはなんか違う気がして💦

事件を命を張ってくい止めた勇敢な方には心底尊敬します。
masarai

masarai