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15時17分、パリ行きのNのレビュー・感想・評価

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)
3.7
CMや予告で気になっていた今作
何より事件当事者の方が本人役として登場
監督の作品はハドソン川の奇跡が好きなので、
今回も期待して観てみました。
他の方もレビューされていますが、
かなり想像していたストーリーと違いました。
殆ど青年時代や欧州旅行のお話で、
本当にテロリスト出てくるの?と思いました笑
肝心の事件のシーンは断片的に出てくる以外は
最後の30分程度に収められています。

「人を助けたい」という気持ちは
誰しも心の底に思っている事だとは思いますが
実際に行動に起こすのは本当に難しい事です。
彼らも本当に普通のどこにでもいる青年で、
息抜きの休暇で訪れた場所で、
自分の知識と経験が多くの命を救うなんて
3人とも思いもしなかったはずです。
「スペンサー行け!」の一言で、
即座に犯人を取り押さえ乗客を落ち着かせ、
ケガ人の手当てをする、凄すぎて圧巻でした。

私は少し前に起きた、新幹線での事件を思い出しました
亡くなった方は犯人を取り押さえようとして
命を落としてしまったので…
自分の命が大事だけど、目の前の人を救う事は、
やはり簡単に出来ることじゃないですよね。

幼少期は校長室に呼び出される少年たちだったのに
一瞬で時の人、ヒーローになりました。
お母さんたちの誇らしげな表情素敵でした。

スペンサーが運命に導かれてる気がする
と言っていましたが、
本当にそうだったのかも知れません。
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