15時17分、パリ行きの作品情報・感想・評価 - 254ページ目

15時17分、パリ行き2018年製作の映画)

THE 15:17 TO PARIS

上映日:2018年03月01日

製作国:

上映時間:94分

ジャンル:

3.6

あらすじ

「15時17分、パリ行き」に投稿された感想・評価

ノンフィクション素敵。役者と本物が差異なくてびっくりした。ロケ地が昔行ったことあるとこばかりで個人的にとても嬉しかった~
本人主演で、周りもほぼほぼ当事者たちによって固められたにもかかわらず、これだけドキュメンタリー感が薄められた映像も珍しい。オランド前大統領出てくるシーンあたりの、ニュースと交互に織り交ぜてくる感じの映像の質感の違いがたまらない。
イーストウッドじいさん、なんちゅう面白いもんを撮るんや。映画自体は淡々としているのに、こちらの感情はゆらゆら揺れ動かされる。退屈さすらも魅力になる。待って待って待たされたのに、あっさりと片付けて気持ち悪く去っていく。それで94分。
クリント・イーストウッドお得意の実話をもとにした映画。
本人をキャストとして演じてもらうって発想がすごいし、最後の授賞式なんてもろその時の映像だったので、強烈に印象に残った。アメリカの英雄万歳🙌思想は、割と好き笑。まぁ、彼らのその正義の押し売りが、摩擦を生んでいるんだけれども。
なつき

なつきの感想・評価

2.3
当事者の役者ではない方達に演じてもらったのにプロがやる再現ドラマより全然自然だったので観られた。テロ居合わせてから解決まではかなり短く幼少期からの3人の生い立ちを丁寧に描くことが目的だったのかな。何度も見返す面白さはないけど自分のやりたい事をどう見つけ道を決めていくのかのサンプルにはなるのかなと。

このレビューはネタバレを含みます

観たかったのにずるずる伸ばしていつの間にやら最終日になっていたためレイトショーで駆け込んだ。

出会いから事件まで。丁寧に描いてくださった作品だと思う。良い友情だよ〜! 1番好きなシーンはドイツのホテルで二日酔い起こしてぐでんぐでんになってるシーンだな。中盤に判る「あ、オープニングの男って主人公じゃない!」感も良かったな〜。『経緯の合間に事件の映像を挟む』、これとても印象に残ってる。映像作品ならではの表現だなって思いました。あとBGMがあまり使われておらず環境音だけというのもリアリティあって好きです。リアルのお話なので。

あとこれは私事だけど、今回鑑賞中にお腹壊して1回途中で出入りしてしまったしスタッフロール中に抜けてしまったの本当に凄く申し訳ない……。次からはラーメン食ってから鑑賞とか絶対しない……。
またイーストウッドがとんでもない事をした。実話を本物の人物で作るという前代未聞の事件に呆然とする。フィクションとドキュメンタリーを軽々と止揚してしまった。主役のスペンサー・ストーンが素晴らしい。役者顔負けの存在感だ。というか本物なので。かつて日米競作だった「硫黄島」を日本側の監督がいないので両方とも撮ってしまったイーストウッドならではの軽やかさで途方もない事をあっさりやってのけてしまった。まるでマキノ雅弘のようである。素人を起用するのはパゾリーニの「奇跡の丘」や未作に終わった黒澤明の「トラ・トラ・トラ」など思い出したが、事件の当事者本人を起用して、しかも見事に仕上げてしまうなんて前代未聞である。
素人を演出するイーストウッドは短いカットで淡々と描いていく。ドラマチックな心情的な場面はプロの役者ではないので当然ない。しかし本物ならではの実在感で勝負するイーストウッドの手腕は確かだ。「俺たちに選択肢はない」と呟く二人をバックショットで描いた場面は美しい。ゴダールと同じ歳のイーストウッド。映画史において巨匠は軽やかに自由になっていく。いま二人の新作を見られる贅沢と幸せに感謝!
ぎしお

ぎしおの感想・評価

3.2
観る前は予告編の感じからして、テロ犯VS HEROの構図の電車内で行われるサスペンスアクション(フライトゲームの電車版的な)かと思ったのですが…

かなりドキュメンタリーに近かったですね。60分のテレビ番組に収まる内容です。
退屈になるべくしてなったという感じ。実際の事件を基にしているからしょうがない。

ただ退屈になるからといって「嘘」などを付け加えたりしなかったイーストウッド監督は正しい。

3人組の演技は特に違和感がなかった。上手とは言えないが。(収益のために起用しているジャ〇ーズの俳優(笑)さんたちやナンチャラ48のアイドルさん達より上手な演技でしたよ。)
実話を基に…どころか、主役陣から当時の乗客たちや事件現場まで本物を使い、文字通り"再現"をさせつつ、独自のテイストもしっかり盛り込んだイーストウッド監督最新作。

個人的には初の劇場新作として観られる!と楽しみにしつつ、自己管理不足で中々タイミングを合わせられなかったが、この度何とか上映終了前に鑑賞。
始めの成長録から終わりの実映像まで、まさに劇中にトリップしていく画作りがされていたので、大きなスクリーンで見て大正解だった。


今作は一般的な感動娯楽としての作りではない……だからこそ、後味を残す実に独特な作風と、しかし紛れもなく『こんな話があった』というのを"映画ならでは"に描かれた仕上がりは、その実験だったり実話再現以上に、もうすぐ90歳を迎える爺さんに「まだまだ映画は新しく作れる」という意義と奥深さをつけつけられた気分。

なのでスペンサーにならって、
今作は語るよりまず、自身で見て経験して欲しい。
ただ一つ言っておくなら、
よくある感動物ではなく、
まさに"イーストウッドの新作映画"として、
しかし確かに、シンプルに広く語り継がれてほしい映画なので、
名画座などで公開されたら、是非万人に見届けて欲しい……
と思う一作だった。

このレビューはネタバレを含みます

仲良し三人組の男たちの話が、前半は日記のように進んでいき、これといって何かが起こることもなく、でもなんかみてられる、なんだかイケてない話。

電車のシーンもすごいアクションや展開もなかったけれど、成し遂げた三人が表彰されるところでは涙が止まらなかった。悲しみの涙ではなく報われた男たちへの涙は流れるというより吐くように溢れてきていた。個人的に報われる系の物語が好きということに気付かされた。

実話に創作物は勝てないなんて、まったく思わないけれど、やはり、実話にしか出来ない、つじつまなんか合わせる必要もなく、なぜ?そんな都合よくという疑問も吹っ飛ばす圧倒的な事実そうだったからという前提で進んでいくどこにでもありそうな、何でもない毎日に突如現れた非日常にやはり引き込まれてしまった。

涙の量が映画の評価のものさしでは決してないが、僕にとってこの映画はすごく泣けた大好きな映画でした