のん

ナショナル・シアター・ライヴ 2018 「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」ののんのレビュー・感想・評価

3.0

★NTLは一律3.0です。


『ハムレット』に登場する二人組、ローゼンクランツとギルテンスターンにフォーカスを当ててバックストーリーとして仕立て上げた作品。



参考までに↓

『ハムレット』では、ローゼンクランツがギルデンスターンの二人は、ハムレットの幼友達だからと現王クローディアスに呼び出され、様子のおかしいハムレットの気晴らしの相手となって何を気に病んでいるのか突き止めるようにと命じられるところから登場。その後、ハムレットがボローニアスを殺した段になるとハムレットを捕まえるよう命じられ、さらにその後、ハムレットがイングランドへ送られることになった際には国王の委任状(ハムレットの首を刎ねよ)を持ってハムレットと共に海を渡ることを命じられる。しかしこの手紙、内容を知ったハムレットによって書き換えられ(この手紙を持参した二人を処刑せよ)、無情にも二人は最期を遂げる(「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」のセリフのみ)のである…。


そんな可哀想な端役二人の不条理な物語をブラック・ジョークでユーモラスに描いて笑いも同情もどちらも禁じえないのだけど…やはり哀しい。ハムレットの悲劇のそのまた悲劇だよ。

「人生は舞台、人はみな役者」

旅一座の座長の存在も大きくて、翻弄される二人を尻目に超然としてるのがファンタジック。




2017年シス・カンパニー公演
小川絵梨子翻訳・演出版も鑑賞
同氏翻訳戯曲原作既読