このプロダクションめちゃくちゃ面白いよ！実際に舞台を見た人たちが羨ましくなるレベル…！
サリエリの内面の掘り下げ方と、サリエリを通して見るモーツァルトの苦悩。
見る角度を変えれば違った見え方がするというか、サリエリのモーツァルト像が面白かった。
モーツァルトのオペラの主要シーンが劇中劇として見られるのも豪華でいいよね。
フィガロの結婚、ドンファン、魔笛、レクイエムどれももっと見ていたくなる。
魔笛とか演出が華やかで印象に残ってます。
このプロダクションのモーツァルトは今まで見た中で一番キャラクターが濃かった。ハイな所がら晩年までの振り幅の大きなキャラクターを演じ切っているアダム・ギレンの演技が素晴らしいのは勿論、サリエリの心情、苦悩を丁寧に演じていたルシアン・ムサマンティの演技は見て損はないとおもう。サリエルの強さも弱さもどこか共感できるものを感じさせてくれる。アマデウスは天才として彼なりの苦悩はあるんだけど、サリエリとは対照的で2人の対比がはっきりとしていてよかった。
衣装も華やかで目を楽しませてくれたしあっという間の200分だった。交響曲第25番のアレンジカッコ良かったし、オケの人たちも演者になっている演出はカッコ良かった！
トム・エッデンのヨーゼフ2世好き
