けーな

ナショナル・シアター・ライヴ 2018 「アマデウス」のけーなのレビュー・感想・評価

4.1
今作は、2016年10月から2017年3月に、英国王立劇場(ロイヤル・ナショナル・シアター)で演じられた公演を映像化した作品。この映像は、日本でも2018年に、一部のTOHOシネマズや他のミニシアターで上映された。今回、コロナの影響もあって、ナショナル・シアター・ライヴ の1つとして、YouTubeで、期間限定で無料配信されている。そのことをフォロワーさんの投稿で知り、映画の「アマデウス」がとても好きな私は、さっそく観た。

とにかく迫力ある演技に圧倒された。まず単純に思ったのは、演劇なので、映画のように、撮り直しは、できない中で、これだけの量のセリフをよくぞ覚えて言えるなってこと。そんなことに単純に驚きながら観進めていくうちに、圧巻の演技力に引き込まれた。

映画版や事実とは異なる設定なのが、興味深かった。何より、主人公のサリエリが黒人だということ。モーツァルトの妻も黒人だ。このサリエリを演じたルシアン・ムサマティが、とても素晴らしかった。また、モーツァルトを演じているアダム・ギレンも、実に見事で、ラストの場面での迫力といったらなかった。

英語字幕で観たので、観客が笑うけれども、その笑いを理解できないところがあったりしたけれども、英語字幕でも充分に理解することができた。
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