新年初劇場はこの映画
不純物0%のどストレートなハートフルドラマ。ベタに次ぐベタなストーリーで、一切ツイストが無く意外性は無いが、安定した笑いとホッコリを与えてくれる。
個人的には意外性があまりにも無いため、もっと物語の捻りが欲しかったが、オ・ジンテ(サヴァン症候群)役のパク・ジョンミンと本作の目玉であるイ・ビョンホンの演技力に脱帽させられて、ひたすら見入ってしまう。
「念力」のパク・ジョンミンのピアノの演奏が凄い。素人目なので、本当に弾いているのか編集等でなんとかしているのか分からないほどに指さばきがリアルに見えて、しかもダイナミックでクライマックスのシーンではアクションシーンを見ているかのように引き込まれる。「セッション」みたいだった。
イ・ビョンホンはさすがハリウッド俳優。いつものクールな演技ではなく、終始コミカルな演技でダサい髪型でずっとジャージ姿。まあ元々のカッコよさが滲み出ていたが、クールだけでなくオールラウンドにできる幅の広さに感服。
2人だけでなく、大家の娘役の子が構ってちゃんで可愛かったり、金持ちのお嬢さんも美人で哀しげな雰囲気があって良かった。
全編笑いが詰まっているので、この正月にホッコリ・安心してみれます。