井上

人魚の眠る家の井上のレビュー・感想・評価

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
3.6
重い、そして東野圭吾作品特有の考えさせられる難しいテーマ
心臓死を死と捉えるか、脳死を死と捉えるか
狂気染みた行動は抜きとして母親の気持ちも分かるからしんどい

まず篠原涼子の徐々に狂ってく感じの演技が良かった

終盤母親の夢の中で娘が話すシーンがあるんだけど、そんな事思うか?ってのがって
人間としての尊厳なんちゃら〜の話な訳で
井上だったらそこに愛があったとしても機械で身体を動かされ、無理やり口角上げられたらブチ切れる、あんな綺麗に別れられない

口角と言えば、遺影にあの写真はセンスないっしょ、嫌がらせなのかと思った
脳死した後に無理矢理口角上げて笑顔作って撮った写真でしょ?脳死前の写真使えよ
父親はそこで正気に戻ったんじゃ無いのかよオイオイってなった
せっかく良い感じにしめて終わりと思ったのにそこでぶっ込んできたから台無し食らった

重いし暗いけど面白い(?)は面白い、考えさせられる系の映画好きだから結構好みだった
井上

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