うめちゅ

人魚の眠る家のうめちゅのレビュー・感想・評価

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
3.7
人の死は心臓死なのか脳死なのか
心臓死なら動かなくなるからわかりやすいけど
脳死はその境界線がわかりづらい
ものを考えられない状態は個人として死んでいると思うけど
でも眠っているようだからと言って本当に考えていないかどうかはわからないし
難しい問題を投げかけてくる映画だった
事故からストーリーが始まるので
罪悪感を抱えた人達が沢山いてその人達に感情移入する度にいろんな涙が溢れます
ただエスカレートして行く下りは
ホラーかと思うほどゾッとした
人って夢中になると逸脱しやすい生き物だ
その辺が映画としての山場だったかな
2時間の間、飽きることなく集中して見られましたわ
ヘタレ父のにしじも見られて満足満足

あ、蛇足ですが1箇所だけ納得いかないところが
遺影のセレクトがおかしいでしょ!ってとこ
家族なら一番可愛い笑顔を選ぶよ絶対!

うちにはもう大きい子供しかいないし
延命措置について家族で話しあっておいた方がいいのかな、なんて思ってしまった
残された家族が決めるってかなり難しいと思う

映画ランドさん
試写会ご招待ありがとうございました