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人魚の眠る家のYOPのレビュー・感想・評価

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
3.3
原作を読んでいたので、どんな映画になったのか楽しみにしていましたが、想像で補完していた部分が映像化されることにより視覚にダイレクトに伝わって、素直に泣けました。

脳死と心臓死、どちらが人の死なのか…心臓死なら諦めがつくんだと思います。でも眠ってるようにしか見えない脳死を受け入れられない気持ちは大いに理解できる。

終盤の包丁を握るシーンは、とても考えさせられた。人間の尊厳とは、長期脳死の患者を持つ家族の心持ちとは、鑑賞後も考えずにはいられませんでした。
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