試写にて。
ポスターやコピーから、加賀恭一郎シリーズの「赤い指」のような?事件が起きて犯人探しをする話かと思い込んでいたけれど、そうではなかった。
何をもって死とするのか、それはつまり、何をもって生とするのか、ということであり、家族や周囲の人たちが否応なしにその生き方を問われることになる。
主人公の選んだ道も、夫や息子の言い分も理解できる、でもこの状態をやめるということは…と共感しながら観ていたのだけど、クライマックスに引いてしまった。主人公が急に理屈を語るのに違和感が。
冒頭とエンディングも、良かったね、というより、そんな近くに!?という都合の良さが気になるので蛇足だったと思う。脳外科医が夫に語る言葉で十分。