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人魚の眠る家のayellowbirdのレビュー・感想・評価

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
3.5
試写会行きました!
東野圭吾の同名ベストセラー小説を映画化したヒューマンミステリー! 篠原涼子と西島秀俊が夫婦役で共演、堤幸彦監督。
2人の子どもを持つ播磨薫子と夫・和昌は現在別居中で、娘の小学校受験が終わったら離婚することになっていた。そんなある日、娘の瑞穂がプールで溺れ、意識不明の状態に。回復の見込みがないと診断され、深く眠り続ける娘を前に、薫子と和昌はある決断を下す…。

ただただ切ない作品! 脳死は本当に人の死なのか。ただ、脳死判定を拒む自由もあり、判定を受けなければ、仮に脳死でも、まだ生きていると見なされるのが、今の医学(= 法律)。だから、そんな前提条件付の“死”を受け入れるのは、残された家族にとっては、身を切るように辛く、大きな覚悟がいることである。
非情な現実を前に、どう考え、どう行動するか。また、どの登場人物に共感するのかは、観る者の立場や境遇によって、大きく異なるように思う。
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