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人魚の眠る家のSIのレビュー・感想・評価

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
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2018.12.2
TOHO六本木にて鑑賞

近いうちに監督に御会いする機会があるので観た。
脳死した娘を自宅介護する母親の喪の作業の物語である。
脳死すると死滅した脳組織が溶けて耳や鼻から出てくるのだがそこまでの描写は流石に無かった。

物語終盤で篠原涼子がとんでもない行動に出るのだがそこはやはり東野圭吾といったところだろう。
原作を素直に映画化しているのか分からないが、あまりに重いテーマのために味付けに試行錯誤しているのが良く分かる。
介護する篠原涼子が微笑ましいのか、悲しいのか、怖いのか、かわるがわる見せ方が変わって良く分からない。この原作でいくならもっと脚本を変えて主題をはっきりさせないと駄目なんじゃないか。

演出もなんで野球ボールがCGなんだとか、なんでそこでスローモーションなんだとか何でこんな採光するんだとか色々あり何とも言えない。

篠原涼子の演技が光っていたのが素晴らしかった。

家は建てて壊したんですかね?凄い労力だけどなんでだろう。
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