おとうちゃん

人魚の眠る家のおとうちゃんのレビュー・感想・評価

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
3.6
娘は死んでません!

もしも、愛する娘が二度と目を覚まさないと知ったら...あなたはどうしますか?

脳死状態になった娘を取り巻く人々。
父親、母親、祖父、祖母、弟、叔母、従姉、技術者、医師...これほど全員に感情移入できる映画は珍しい。

誰ひとり間違っていない。
でも、誰ひとり正解を持たない。

親なら必ず思うはず。
「まだ、してやれる事がある!」

娘は生きている...誰が何と言おうが生きている。
腹を括った母親と、それを実現できる力を持った父親。

人間の技術が許される範囲。
それを超えた時、その先にあるものは・・・

「この世の中には狂ってでも守らなきゃならないものがある、そして子どものために狂えるのは母親だけ」
篠原涼子の鬼気迫る演技が涙を誘う。

もしも...もしも...
私めの娘が脳死状態になったら、どうする?

娘に聞いてみた。
「どうせ私は脳死してるんだからさ、おとうちゃんの好きにすれば」
面倒くさそうに あっさり答えた娘は分かっていない。

父親だって、子どものために狂えることを・・・