ツタヤ

人魚の眠る家のツタヤのレビュー・感想・評価

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
2.2
子供を持つ親なら泣ける作品なのかもしれませんが、天涯孤独街道まっしぐらな自分は登場人物の誰にも自己投影をする事が出来ずまるで泣けませんでした。(笑)泣けないのにさあ泣きなさいと言わんばかりのシーンが続くことに途中からはもううんざりした気持ちに。

今作は篠原涼子のサイコな暴走ぶりもそうですが、坂口健太郎が奥様と自分の関係に嫉妬してるんですか?と社長に突然言い出したり、川栄李奈が恋人が働いている社長の家に押しかけたり、映画に違和感を生み出すシーンがちょこちょこ散見されます。BGMも何だか変。また射し込む光演出の多用もしつこかった。

堤幸彦監督の演出は是枝裕和監督や黒沢清監督みたいな訳にはいかず、感動も恐怖も盛り上がってきません。期待の作品だったんですけどね。う〜ん残念。
ツタヤ

ツタヤ