いぬたん

人魚の眠る家のいぬたんのレビュー・感想・評価

人魚の眠る家(2018年製作の映画)
3.4
映画、人魚の眠る家について。

たった今見ていたのですが、

ひさしぶりに過集中状態になりました。

そして、ここまでメンタルをやられたのもなかなか無いですね。

篠原涼子が、6歳の娘を亡くして、狂っていくドラマですね。

こんなふうに言っちゃうとありがちなんですけど、表現の世界なので、演出で引き込まれてしまうのです。

よくユーチューブとかで、ヤク中の見える世界を映像化してみました〜、とかあるじゃないですか?そういう感じ。

完全に異常者になるんですよ、篠原涼子が。その内面の変化を描写するのが上手い映画。

100%の善意からマッドサイエンティスト化していく坂口健太郎にも恐怖を感じました。

しかし、一番恐ろしかったのは、

松坂慶子演じる祖母の、暴力的な無神経さでしたね。

私は同じ母親なのだからあなたの気持ち分かるの〜とか言いながら、常に、斜め上の発言を繰り返していく。

これ、なかなか映画などで描かれない、リアルな高齢者の現実ですよ。

オトボケからのスットボケ、人間の抜け殻、みたいな、生きているけど死んでいる、というのは、篠原涼子の娘だけではないのですね。

この隠し味はなかなか見抜きにくい。

あー、、、、

本当に怖い映画だった、、、

見たばかりだから、恐怖が抜けない、、、、、


人の死は人間を狂信的にさせることがありますよ。

おれも似た経験がたくさんあるから、笑えないです。