人魚の眠る家の作品情報・感想・評価・動画配信 - 502ページ目

人魚の眠る家2018年製作の映画)

上映日:2018年11月16日

製作国:

上映時間:120分

ジャンル:

3.7

あらすじ

「人魚の眠る家」に投稿された感想・評価

gojyappe

gojyappeの感想・評価

4.0
この時代になって、人の生と死の判断について考えさせられた!
自分も最新医療が無かったら生き残れなかった病気を体験しているので…
子供の安全を確保する難しさなんかも胸に刺さった
全ての人に見てもらって生と死について統計取って欲しいとさえ思った。
不慮の事故で、幼い娘が脳死と宣告される。
しかし、心臓はまだ動いている娘の死を受け入れられない篠原涼子演じる母親は、テクノロジーの力を借りて娘を延命させようとする。
最初は呼吸、やがては四肢の筋肉。
手足も動くし、表情だって作れる。
しかし、彼女に意識が戻ることは二度とない。
前半は娘をまるで生きている様にとり繕う、母親の想いの切なさ。
後半は、自分の技術に溺れてプチ神さま気取りになる、坂口健太郎の医療技術者の暴走と共に、母の愛が常軌を逸してゆき、ややホラーテイストに。
泣ける映画として売っているし、実際ちょっとウルっと来る所もあるのだけど、物語を通して描かれるのは、いったい何をもって死なのか?命はどこにあるのか?ということ。
登場人物を通して死生観が問われる。
玉石混淆の東野映画の中では、上位に来る作品だと思う。
ホラーっぽい部分にらしさは見せるが、堤幸彦の演出も外連味を抑え堅実。
しかし子供は脳死から数ヶ月から数年も、心臓が止まらない場合があるというのは知らなかった。
そりゃ、親としては生きていると信じたくもなるわな。
私は子供がいないけど、想像しただけでも心情は理解できる。
篠原母さんは熱演だが、私はやっぱり西島父さん目線で観た。
やや冗長な部分もあるし、終盤の“感動”は少々押しつけがましいが、なかなかの良作。
noobyoo

noobyooの感想・評価

3.9
脳死になった少女の死を受け止める時を逸脱してしまった家族が辿る際どい日々の負の連鎖が痛過ぎます。

堤幸彦監督のシリアス路線の作品は、いつも人間の生死感についての論争をワザと起こさせる作風にしている節がありますが、今回はソレがいつも以上にストレートで辛辣です。

中盤あたかもホラーに流れる様な展開になり至極焦りましたが、東野圭吾氏の原作ものなので最後はクドいくらいメジャー感動作に落ちました。もし仮にホラーで後半押し切ったのなら別の意味で凄い作品になったかも・・・

いずれにしても篠原涼子さん、西島秀俊さんを筆頭にメインキャスト皆さん力演で見応えのある作品である事は確かです。
emedia

emediaの感想・評価

3.8
母親が正気を失っていく日々は移ろいでいるのに
暖かな陽射しだけが同じように家族を包んでいる
人は老いていく中でもゆずれないものがある
わが子の命は永遠だと信じていたい
自分のあとに生きていくものだと思いたい
極めて当たり前のことが突然に否定され
お前の子は死んだも同然と言われても
気味が悪いと陰口を囁かれても
目の前で鼓動する命に終わりは告げられない

父親と母親の子に対する想いの違いは
「わたし達の子」か「わたしの子」だと聞かされたことがある
この作品の中でも「わたしの子」がいて
「わたしだけの子」となる前に和昌が気づき薫子が踏み止まる

また幼い心が耐え忍ぶ姿を目にするのはつらい
いまにも抑えつけられた気持ちが張り裂けようとする

終わりを告げられるのは他の誰でもない
ここに眠れる人魚だと教えられるのである
REI

REIの感想・評価

3.2
『人魚の眠る家』を試写会で観てきました。ラストの方の泣ける山場、場内から鼻をすする音が。 泣けます。

実際問題、身内が脳死か?となった時に、自分はハイわかりましたと脳死を受け入れられるのか?自信は無いです。

このレビューはネタバレを含みます

原作とは違った良さがあった。

守りたい存在と守るべき存在とを考えさせられる作品だった。
いろんな人のいろんな言葉がすごく突き刺さってくる。

夫婦関の間が絶妙で、でも子供を思う気持ちはきちんともってて。
星野がのめり込み深入りし過ぎる過程から最後のはっとする表情が違和感なくてよかった。
真緒の「仕事の話をしながらする食事おいしかったんです」のセリフがすきだった。

泣ける泣けないじゃなくて涙がこぼれ落ちてくる感じだった。

原作を読んでからの観賞だから、どうしても比較してしまったけど、映画は映画としてきちんと成り立っててよかった。
TIFF 特別招待作品
ヒューマンドラマ

GALAスクリーニング
ワールド・プレミア

10/29[MON] 18:45-

舞台挨拶
登壇ゲスト(予定)
堤 幸彦(監督)
篠原涼子
西島秀俊
坂口健太郎
川栄李奈
山口紗弥加
田中 泯

このレビューはネタバレを含みます

映画ランド独占試写会@松竹試写室

ただただ悲しくて切なくて答えが出なくて泣きっぱなしの2時間でした。
人が死ぬって脳死なのか心臓死なのか。意識がなくても成長して肉体が健康なら生きていることになるのか。
難しすぎる…脳死判定してくれて一応死んでますけど提供します?肉体は生かしておけますけど…って聞いてくれた方がましな気がする。
でもそれで結局司法的にはあそこで刺していたらどうなったのか少し気になる。

それど科学技術はどこまで人を犯していいのか。うまく神経がつながっていない人のために信号を代わりにだしてあげるのは素晴らしいけど笑顔をつくるのはさすがに狂気的。

川栄李奈はかわいいし「おかえり」っていうのはよかったけど西島秀俊に凸るのはおかしいだろ…。
でも泣きっぱなしの中唯一泣かずに済むところなのでもっと出てきてくれても良かった(笑)
私は結婚するし!第二の父親だし!っていう女同士の牽制しあいは怖かった…


ものすごく怖くて悲しくて子供が出来たら片時も目を離さないし指輪なんてつけさせない()って思うんですけど
心臓死が死ならまだ生きていますねっていうのとか希望が繋がるエンディングはとてもよかった。
そしてベイスターズが好きなので少し胸熱。

播磨家はお金があるからこういうことが出来たとは思うんだけど私は少しでも家族に希望を持たせたり悩ませたりしたくないなと思い臓器提供カードに丸をつけました。
自分のことも考えるいい機会になった。
あと臓器提供を待つサイドも書かれていて偏り過ぎずに良いなと思った。
光の描写があたたかく美しい。
settun

settunの感想・評価

3.8
試写会で観ました!
え!っと思うシーンだったり
驚きが多くある映画でした。
さすが東野圭吾作品と言えるものだと思います。
愛情の強さについて考えさせられるような映画でした。
そして、篠原涼子さんの演技がすごかったです。感情表現が演技とは思えない観ていて入り込んでしまう素晴らしい演技でした。人間の難しい感情が表現されているすごい作品です。

このレビューはネタバレを含みます

運良く試写会で2回見たやつ。

脳死って重いテーマなんだけど、我が子が脳死になったらどうするか?より人が人である要素ってなんだろう?っていうモヤモヤが残る作品だった。

特に印象に残ったのは瑞穂の口角をあげるシーンで、顔の右側に夕日が当たっていてそっちでは庭で遊ぶ弟と楽しそうに機械をいじる星野と薫子がいて、左側には部屋の青白い照明が当たっていてゾッとした表情の播磨とおばあちゃんがいる。ただ光の使い方でこんな風に印象に残るのかと思った。

あと素朴な疑問だけど、薫子が刃物を手放した時に警察官が刃物回収しなかったよね…? 刑事ドラマの見過ぎかもしれないけど笑、どうなるかわからないんだから早く回収して!!って気になった。