まりぃくりすてぃ

恋する都市 5つの物語のまりぃくりすてぃのレビュー・感想・評価

恋する都市 5つの物語(2015年製作の映画)
4.8
この映画が、気分です!
5話から成るコンピレーション、どれも恋ドラエンジン回りまくって好テンポで、観てるあいだに私はチカラがオートチャージ(バレンタイン前だしね、へへへ)。

2章(上海)に、でれでれしちゃった。摑みはこの章ね!
3章(パリ)の男優、誰かと思ったら『ブラインドマッサージ』の彼じゃんすか。街をさまよう側面ショットなんか、あれのクライマックス似。それより序盤のピエロ的動きが今回の冴え点。
4章(小樽)で泣いた!! 雪道での旦那さんの啖呵切りなんか名言っぽい。日本人だからこの章が一番ってなったのかな私。
5章(フィレンツェ)、小麦くんの“正装”ぶりは予想と少し違って不思議なストライク。
────東アジア恋愛映画の溌剌とした美男美女たちがもたらしてくれる等身大感は、嫌いになれな~い。

でもね、1章(プラハ)だけは、まったく無意味なデトロイト式カメラワーク(目線を強制的に揺らされつづける)にブーイング気分。席を立とうと思いかけたほど! 男優の顔つきが徐々に変わっていく様子には和(なご)めた。
それと映画全体を締めくくった走馬灯は、ワケわかんなかった。無理に各人物たちをつなげるよりも、10俳優やキャストらの打ち上げパーティーでも映しといた方がよくない?