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ドラゴンボール超 ブロリーのTSのレビュー・感想・評価

3.6
【凶悪的なブロリーの強さ】76点
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監督:長峯達也
製作国:日本
ジャンル:アニメ
収録時間:100分
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2018年劇場鑑賞108本目。
劇場版ドラゴンボール20作目。劇場版ドラゴンボールはZ時代からのものは全て見ているはずですが、その中でも際立っていた敵キャラブロリーを登場させるのは興味深いところ。やはり鳥山明はフリーザとブロリーがお気に入りなのでしょうか。フリーザは前作でも登場しましたし、今作でも割とキーパーソンとなってきます。とにかく今作のドラゴンボールはかなり気合が入っています。ファン必見の作品と思われます。

今作の目玉キャラはブロリーなのですが、惑星ベジータが滅びていく過程を前半で描いていきます。このあたりのシナリオは実は原作ではあまりはっきり描かれておらず、原作ファンからすると魅入ってしまいます。そこにパラガスとブロリーを遥か彼方の惑星に飛ばす(パラガスは自ら旅立ちましたが)というのは新設定であり、長年の時を経てブロリーとフリーザが合流するというものです。なるほどこれでしたら長らくブロリーが出てこなかった理由が確立しますし、何よりドラゴンボール正史にブロリーが介入してくるのは嬉しい限りです。劇場版オリジナルの敵キャラとしては人造人間13号やボージャックなどいましたが、ブロリーは今作を含めて劇場版に三度も登場しています。それ程に、鳥山明に気に入られていたキャラなのかなと思いましたが、調べたら鳥山明は劇場版の敵キャラはどれもお気に入りではないとのこと笑

まあ今更ブロリー?と思われるかもしれませんがもうこのブロリーがアホみたいに強い笑 なんと通常状態のブロリーでスーパーサイヤ人ブルーの悟空と互角といったところなので驚き。そして解放されたスーパーブロリーの前ではなすすべも無く。あのキャラと互角に戦えるのかと思うと、ドラゴンボールの強さランキングがあればブロリーはかなり上位にきてしまうのではないでしょうか。少なくとも破壊神ビルスより上という発言もあったことから、ドラゴンボールの世界でも超一星龍と並ぶ敵キャラとなったのではないでしょうか。

その圧倒的な戦闘シーンはアニメなのを忘れさせられるくらいの迫力。やや長いので飽きる方もいるかもしれませんが、ガチガチの肉弾戦であるため、対フリーザ戦が好きな方からすると興奮の嵐でしょう。絵のタッチもわずかながら昔風でありまして、当時のアニメドラゴンボールを彷彿させられました。また、ベジータと悟空が取っ組み合いをしてる時に流れるエレキギター演奏のCHALA HEAD CHALAには感動してしまいました。平均スコアは4.0とかなり高いですが、これはファン層がつけているため本当はもっと下だと思いますが、確かに劇場版ドラゴンボールの中では最高傑作と言えそうな作品でありました。最低でも過去二作品は見ておいた方が。惑星ベジータの件を考えると原作も読んでおいた方がベターでしょう。
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