風の旅人

ドラゴンボール超 ブロリーの風の旅人のレビュー・感想・評価

3.5
やはり『ドラゴンボール』はフリーザ編で終わるべきだった。
フリーザの絶望的な強さを前にして、悟空が初めてスーパーサイヤ人になったときの衝撃は今でも忘れない。
しかしその後スーパーサイヤ人の大量生産が始まり、「スーパーサイヤ人」のブランド価値は低下していった。
パワーインフレは加速し、かつてのライバルたち(ヤムチャ、クリリン、天津飯)は戦力外通告を受けた。
あのピッコロでさえ、辛うじて1軍にいるレベルである。
本作で黄色から赤や青に変わるスーパーサイヤ人の髪の色を見て、信号と間違えたのは僕だけではあるまい。
確かに戦闘シークエンスは迫力があって面白かったが、ストーリーとサブキャラの手抜き感が半端なかった。
僕の知っているフリーザはあんなことは言わない。
続編を作る気満々の終わり方も気に食わなかった。
風の旅人

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