でら

ドラゴンボール超 ブロリーのでらのレビュー・感想・評価

5.0
最後の 『カカロット』だけで1000000満点上げちゃう。そのくらい鳥肌立ちました。
マジで孫悟空が最高に良い。これだけは言える。
私達の孫悟空がここにいます。

バーダックは昔のアニメスペシャルのが好きだったな、と初めは思ってたはずが、サイヤ人としての復讐などを無責任に何も知らない息子に託す事はせず、ただ 生きろ という願いをあの悟空が両親から送られていた。それを鳥山先生自身が描いてくれていたし事が何より嬉しかった。

悟空は本当に小さい頃から変わらない。一話のあの頃からそのまま大きくなったような、鳥山先生の描く、かわいくて愛嬌があって勇気があってどんな時でもへこたれず、なんとかしてくれる不思議な力と優しさをもった悟空が、今のこの時代に生きているようで嬉しくて何度でも見返せてしまう。
この映画にいるのは、正に漫画原作の中で生きている悟空で、悟空本来の優しさと度量と包容力の深さと広さが存分に発揮されていた。洗練された鍛え上げられた強い肉体を持ち、水晶玉よりも澄み渡っているかのような、美しく強靭な精神力を持っている、本当に本当に孫悟空そのものでした。大好きです!

この作品でスーパーサイヤ人ゴッドを解釈して受け入れることができたというか、とにかくもう一度ドラゴンボールの世界を思い出させてくれたので、このスコアにしました。文句ないもう。

後半バトルくっそなっっっげ!とは思ったけれど、迫力があってテンションは上がるし、この作品としての盛り上がりどころはバトルなんだろう。従来のZ系とは違うから賛否両論あるんだろうけど、これもまさに今の時代らしくていいんじゃないかな〜と!triggerっぽいですね。
あの掛け声入りのやつはダサいとかどうかではなく、やったもん勝ちと言ったところ。シャブなので聞けば聞くほどクセになる。

ブロリーの生い立ちと、原作であんなに色々闘ってきてる悟空とベジータよりブロリーのが強いというのはどうしても無理やり過ぎかと思ったけど、ブロリーを強くしたのは、ベジータと悟空の持つ純粋な強さ。
サイヤ人という戦闘民族は、強いものに触れて、より強さを求めるのと戦闘力をバカみたいに飛躍的に上げるという、最高にエモい生物です。


とにかくドラゴンボール史上最高映画です
でら

でら