FutosiSaito

眠狂四郎 女妖剣のFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

眠狂四郎 女妖剣(1964年製作の映画)
3.9
 初っぱなから後ろ姿のヌードが出てきてびっくり。
 その後も、醜い顔、色情狂などエログロ要素がいくつもあってさらにびっくり。
 ただ、市川雷蔵はニヒルで格好いい。
 悪役とはいえ、敵を切りまくるその姿は、眠狂四郎こそモンスターだとも思わせる。
 権力にも屈せず、無頼を貫くニヒリスト。
 出自からして、他人にも世界にも愛されることのないキャラクターに、雷蔵はぴったりだ。
 突っ込みどころは多くあれど、この世界観はすばらしい。
 また、他の作品も観てしまうんだろうなあ。
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