ゆき

エブリデイのゆきのレビュー・感想・評価

エブリデイ(2018年製作の映画)
3.8
「人は変わるもの」

Aは朝を迎えるといつも違う人に憑依している。だから運命を感じる彼女と一緒にいる為には、毎日違う人間として過ごさなければならない。淡い恋を描く。

余分なものは何もない。
ただ、二人の愛情の行方を見守るための90分。
恋愛模様を表すかのように澄みきらない色味に少し光が射したとき、とても気持ちが暖かくなった。

違う人になっているのでなく「憑依」しているだけの仮の姿である故に、本人の日常を壊してはいけないという酷な運命。
普通に明日が来ることをとても大切に思える一作でした。
ゆき

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