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1987、ある闘いの真実のmistyのレビュー・感想・評価

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)
4.5
人がたくさん出てくるし当時の社会情勢にも疎いので序盤は何が何やら分からないまま進んでいくのだけど、出てくる人たち誰しもにそれぞれの人生があるのだなとふと思った途端に涙が溢れた 映像も音もいい、みんなとても情緒豊かに笑って泣く 韓国パッション!!な映画だった

起承転結よくわからんというかずっと転?みたいな物語なんだけど終わるのが惜しかった あの学生さん、ほんとにああいう記事が出たんだなとエンドロールで超泣いた だから当時の映像というのに弱い あの学生さんの本当の経緯とは齟齬があるかもしれないけど、とてもよくできた物語だったのではと思う。

光州事件にも触れるので『タクシー運転手』と合わせて観るとなお良い感じ。こういう映画制作に手を上げてくれる人がいて、実現できるというのは素晴らしいことだなあ。タイトルの出し方が個人的には最高だと思いました。キム・テリさんの表情の豊かさには『お嬢さん』以来の惚れ惚れというか号泣でした。

主人公は割と移ろう映画なので誰か一人を見るというよりは群像劇なのだろうと思うけど、中心にいたのはやっぱ所長でしたね こええ
警察の人たちみんな揃ってめちゃくちゃ人相悪すぎてちょっとうけました ハーー悪い顔しとるのお…!と感銘を受けましたね あんな悪い顔できる俳優さんは日本にはいない気がする 眼力が違うわ
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