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1987、ある闘いの真実のhorryのレビュー・感想・評価

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)
5.0
強烈だった。1987年にこんなことがあったとは知らなかった。

「タクシー運転手」と連続で見たのもよかった。繋がっているエピソードもあったし。

いやー、韓国のパワー、すごい。映画としても、こういう国としてしんどい部分を描くことも、市民運動も。

「タクシー運転手」もそうだけど、家族を弱みにされてしまう設定は、個人的に好きじゃないな、と思った。

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2022/5/18に再見。
ストーリーはほぼ覚えていたのに、パク所長の キム・ユンソクが怖すぎた。
やっぱりパワフルな映画。すばらしい。

ただ、最初に見た時も感じたのだけど、キム・テリのキャラクターは違和感。他のキャラがとても深みがあるのに、なんともリアリティが薄い。特にラストシーンの演出は安っぽく感じてしまった。
無知で無垢な若い女性が、親しい男性の危機的な状況によって目覚めて拳を上げる、というのは、映画の中でパターン化された女性像だからかな。

たくさん韓国ドラマと映画を見るようになったので、見覚えのある俳優が多くなっていたのが自分でもびっくり。
拷問で殺される大学生がヨ・ジングだと気づいたり、恐ろしい拷問をしていた人が「私たちのブルース」でスンデを作ってるパク・ジファンだったり。
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