来夢

1987、ある闘いの真実の来夢のレビュー・感想・評価

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)
4.0
言われてみれば、韓国の民主化についてってあんまり知らなかったなぁ。
映画だからどこまで歴史に忠実かは分からないけれど、日本の任侠映画や(悪徳)刑事映画を観ているような面白さに興奮(史実と考えると楽しんで良いのかとも思うけれど)したね。横山秀夫の小説「半落ち」的な感じで(少し違うけれど)主人公が段階的に変わっていくので、誰が誰かは把握しながら見た方がいいかも。けれども意外と話は分かり易いので、社会派ドラマは難しくて・・・・・・って人でも大丈夫! かなぁどうかな。終盤は前半のやくざ映画な感じから変わって、少しベタなドラマ感(靴とか)が鼻につくけれど、まぁ許容範囲かな。韓国の1つの悪者を見つけたらみんなでぶっ潰すみたいな国民性は、こういう歴史があったからこそ今でも続いているのかな? と思ったり(そもそもそういう国民性だからこうなったのかもしれないな、つい31年前だしなぁ)。
まぁともかく、映画としてとても面白い作品でした。
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