1987、ある闘いの真実の作品情報・感想・評価・動画配信

「1987、ある闘いの真実」に投稿された感想・評価

ひで姐

ひで姐の感想・評価

4.4
やっぱり韓国映画にハズレ無し!

1987年の韓国。独裁政治の下、警察の行き過ぎた取り調べにより1人の学生運動家が死亡。警察はこれを隠蔽しようとするが、真実を突き止めようとする検察、マスコミ、活動家達の活躍を描いた実話。この事件をきっかけに韓国は一気に民主化への道を辿る。

あまりにも胸熱な物語だったので見終わってからこの事件の概要をさらっと調べてみたらばこれは韓国の歴史を知った上で観た方が絶対に楽しめるやつなんだけど、そうでなくても「とある国が民主主義を手に入れるまでのドキュメンタリー」として観るだけでも十分見応えあり!歴史を知らなくとも勝手に引き込まれます。韓国当局による表現の規制が厳しい中を極秘で撮影された、というエピソードにこの映画の熱さの全てが凝縮されてる気がします。韓国の現代史を語るで重要な出来事となった「光州事件」を扱った「タクシー運転手~約束は海を越えて~」と併せて観るのがよいかと。しっかしこの話の中で描かれてる警察、下手なヤ○ザよりもはるかに怖い…。

以下コメント欄にネタバレ込み個人的チェックポイント。
meguros

megurosの感想・評価

4.2
1980年の光州事件を描いた「タクシー運転手」、1981年の釜林事件を描いた「弁護人」、そして民主化闘争に至るその後の事件を描いたのが本作。ソン・ガンホは不在だが、ソル・ギョングやハ・ジョンウ、キム・ユンソク等のオールスターキャスト。

全斗煥大統領による軍事政権下において反共が最優先とされる中、警察の苛烈な拷問によってソウル大学の学生が死んでしまう事件が起きる(釜林事件も同じような話だったが...)。組織ぐるみでその事件を隠蔽しようとする政権、警察。それに対して圧力を受けながらも検察、医師、新聞記者、看守、それぞれが軍事政権の打倒、民主化、法による統治を求めて巨大な権力に立ち向かう...。

政府から言い渡された報道指針というものがあってもその時に立ち向かったメディアがあったということ。検察も政権の犬ではなく、正しさを求めて作動していたこと。彼の国の過去に此の国の今が学ぶことは少なくない。アメリカのように武装蜂起して政府を倒す権利/武器のない国であればこそ「私ができるのはここまでです」と小さい個がバトンリレーのように連帯し、巨大な権力と闘う。その姿は決して他岸の火事ではない。

キム・ユンソク演じるパク所長がただの悪役ではなかったのも良かった。敵役として登場はしているものの、自身の過去の経験(*)から「アカの逮捕を邪魔する奴は無条件でアカと見なす」という狂信的な反共精神を持つに至った人物で、その自身の愛国精神が政権によって裏切り続けられる悲哀にも満ちたキャラクターでもあった。

(*)「お前は地獄を知っているのか?家族が死んでいく様を眺めながら声すら上げられない。それが地獄だ」が特に迫力満点でしたね...。

新聞社の部長?の人がたまに韓国映画でお見かけする方(ホンジャマカ石塚に似てる人)でコ・チャンソクさんというらしい。良い役でしたが、この方は「タクシー運転手」にも特別出演してたとか。
オザキ

オザキの感想・評価

4.3
凄みがあり過ぎる

<あらすじを一言で>
ソウル大学の学生が警察からの拷問によって死亡。その真実を巡って事態は民主化闘争へと発展していく。

演技が全員素晴らしいのと、撮影にこもった熱量がえげつない。ナレーションがなくても、人々の表情や映し方によって色んな情報が伝わってくる。全シーンにピリついた緊迫感がある一方で、感情的なシーンはそれはそれで素晴らしく色々と内容の詰まった映画でした。満腹😋

ソン・ガンホ主演の『タクシー運転手』とよく比較されますが、その理由も分かります。いずれも軍事政権下で起きた人々の闘争の歴史がテーマです。正直甲乙つけがたい名作2本ですが、個人的には『タクシー運転手』の方がやや好みでした。焦点を当てるキャラクターが絞られていたことと、感情を揺さぶられるシーンがより多かったことが理由です。どちらも強烈にオススメ。
WOWOWで鑑賞
baba

babaの感想・評価

4.5
光州事件後の1987年警察で拷問死って、日本の戦前中の特効警察か?
民衆の蜂起で軍事政権を倒したのはこういうことだったのか。
大学生の葬儀に集合する人々の実写真は圧巻!
時系列で事件が動いていくドキドキ感や詳細が巧く構成されている。

この政権転覆の成功体験が現在のデモ文化に繋がるのか…
民主化になってまだ30年なんだ。日本解放後もベトナム戦争・
南北分断・軍事政権など韓国の近代史は苦難に満ちて激動だなあ!
成熟した社会になるのはもう少しかかるな。
150

150の感想・評価

3.0
まぁまぁ
タクシー運転手からのこの作品。胸くそ悪さと、不条理と、怒りと、最後に涙。止めのエンドロール。
maselasu

maselasuの感想・評価

5.0
心してみるべし、
song

songの感想・評価

5.0
1987年六月抗爭の導火線となった「パクチョンチョルの拷問致死事件」、「イハンヨルのデモ中死亡事件」の事実に基づいた映画です。
全国的にデモが広がり,結果大統領直接選挙制になりました。
民主化になるまで一般市民の勇気ある命かけの戦いは私の心を揺さぶられました。
素晴らしい!
こんな事があったなんて、知らなかった
自由を得るまでの民衆の力の凄さに感動した
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