「ダリダ」って名前も顔も知らなかったけど、確かに歌は数曲聞き覚えあり。
フランスの切ないバラードから恋や人生への絶望を涙ながらに熱唱したかと思ったら、その後ディスコナンバーでアメリカに進出し、成功をおさめたのには驚き。四半世紀もショウビジネスの世界で活躍したしたんですね。
スターには逃れられない、成功の代償ともいえる破壊的な人生がつきもので、それがダリダにも。
だけど彼女の恋愛は、どうしてこうも熱く燃え上がるような、一瞬で燃え尽きるようなものでなければダメだったのか?
この映画ではその答えが見つからなかったけど、多くの人がアルコールやドラッグに溺れるように、恋愛にのめり込んでしまったのかな。
3人の男性の自殺も偶然とは思えず、何がそうさせたのか……悩むばかり。
ダリダの歌と美しさとファッションに魅せられた映画でした。