ちろる

オンネリとアンネリのおうちのちろるのレビュー・感想・評価

3.7
嘘みたいなかわいいおうち、嘘みたいな可愛すぎる街並み、嘘みたいなかわいいカラフルなお洋服。
もう映画自体がまるでドールハウスそのもののようなフィンランド独特の世界観に表情筋緩みっぱなし。
信じられないほどの大金拾ったのにシールじゃないから要らないとか、子ども特有の無垢なユニークさに何か忘れかけていたものを思い出します。
親友同士のアンネリとオンネリはお家では色々と大人の都合でないがしろにされがちで、2人でいる時間が最高に幸せ。
ステキなおうちを見つけて、いっそこんな家に二人暮らししたいねなんて言ってたらなんと、、、というお話でまぁいわゆるファンタジーなんでしょうけど、基本的な大人のいる世界は非常に現実的なエピソードもありまして、アンネリとオンネリの夢のお家と、その門を出た後の現実的な世界の行き来がなんとも不思議な感覚でした。
ロッタちゃんシリーズでも感じたのは北欧って大人が子どもを過保護にしないで自立させようするという感覚がアメリカや日本より強いのでしょうか。
基本的にアンネリとオンネリがとてもしっかりしてて頼もしいということが前提ではありますし、今のご時世現実的にこんな風なことはありえませんが、こんな風な事が許されるほど平和な世界になってもらいたいものです。
私もあんなおばあちゃんに会いたい!
ちろる

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