しゅん

赤い天使のしゅんのレビュー・感想・評価

赤い天使(1966年製作の映画)
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久しぶりに観ていて気持ち悪くなって映画館から逃げ出したくなった。野戦病院の呻きと肢体切断のグロテスクはそれだけ力がこもっている。汗はたらたらかくし吐き気もしばらく止まらないし、僕の生理的にはとてもキツい映画。前半の残虐さの分だけ後半のエロティシズムが光るのか、上下関係が逆転して上官に「靴!」と命じるラストの軍医コスプレごっこはもちろん至福だったが、それ以上に両手を無くした男とのやりとりが好きでしたね。彼はほんとに幸せに死んだのだと思う。
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