人生につまずいた人々が、少し元気になるハートフルなラーメン映画
登場人物は、妻を亡くして自殺を考えたラーメン店主、取材中に事故に遭い死を覚悟した料理評論家、そして親友の心ない噂の書き込みで自殺を考えた女子高生。
それぞれ死を覚悟した人々が、ラーメンつながりで新たな希望へと進み始める。
それぞれのエピソードが並行して、そして絡み合いながら物語りは進んで行きます。
日本の国民食とも考えられる「ラーメン」、この食べ物を上手く使っており、無性にラーメンが食べたくなる映画です。
スタッフ、キャストのラーメン愛が伝わってきます。
美味しそうにラーメンをガッツリ食べるシーンが後半にありますが、本当に美味しそうな気持ちが伝わります、このシーンは必見です。
料理を人生見立てて、順風満帆ではない山あり谷ありのプロセスを、二人三脚プラス師弟愛、友達を大切にする民族愛で乗り切るストーリーは本当にハートフルです。
少し上手く事が運びすぎではないかと、そんな気持ちも頭をかすめましたが、概ね抵抗なく受け入れました。
むしろ後半は応援したくなりました。
観ている自分もプチ幸せな気持ちになれる映画でした。
中国の新疆ウイグル自治区で海外ロケをしていますが、広大な自然に溢れた景観が見れるお楽しみも良かったです。
原作マンガは未読、Filmarksの舞台挨拶つき試写会で鑑賞。