2018年鑑賞no.34(劇場鑑賞no.29)
新宿武蔵野館 劇場③ E-4
(この目線、好きな感じ)
予告を見て、興味を持った。
何故なら、食べ物には目がないもんで。。。
原作未読。
面白い話なのかと思いきやとても真面目な話。
女子高生の茉莉絵(中村ゆりか)が祖父紅(石橋蓮司)のラーメン店清蘭を復活すべく修行する物語。
そして、料理研究家の赤星(片桐仁)が事故で荒野を彷徨い〝清蘭のラーメンをもう一度食べるまでは死ねない!〟を希望に生きぬく物語。
所々、このふたつのシーンをカットバックで描いて、さラストに繋がる。
ラーメンの奥深さを窺い知ることができた。
特に印象に残ったのは、紅が茉莉絵にラーメンを教える件での〝いつも同じ味でなければいけない〟という言葉。
飲食店は味が変わると客足に影響するからなぁと妙に納得してしまった。
また、赤星が辿りついた塩。
シンプルな味付けってホッとするよなぁと妙に納得させられて、遊牧民の食事を食べてみたいと思った。
生きる=食べる。
この作品に込められたメッセージをそう解釈してみた。